ソニーからAIBOという人工知能搭載のペットロボットが、世界で初めて発売されたのは1999年でした。発売時の3千台は20分で完売。約半年後、1万台の販売時には13万5千台の注文が殺到。7年間で約15万台が販売されましたが、発売元のソニーでは2014年3月でAIBOの修理部門を終了させました。

機械でも長年使っていれば不具合が生じます。AIBOの修理依頼が後をたたない状況に、退職したソニーのエンジニアが中心となって製品修理を引き受ける会社を立ち上げました。自分達で生み出した製品を最後までめんどうをみたいというエンジニア達の心意気を取材したNHKの番組が先日、放映されました。番組では、単身者であるAIBOのオーナーが、AIBOという機械に対して、話しかけたり、なでたり、生きているペットと同様に接している姿が紹介されました。

AIBOは「育て方」によって1台(匹)ずつ異なる性格がつくられるため、人間の感情移入がされやすいのです。AIBOのデザインや身動きは、本物のペットさながらで完成度は高く、キュートな仕草は機械とわかっていても心を動かされます(もちろん、生き物のペットには及びませんが)。2015年、AIBOは国立科学博物館の「未来技術遺産」に登録されました。

2020年になる頃には、ヒト型ホームロボット「ヒューマノイド」が一世帯に1台普及するといわれています。ヒューマノイドになると、会話も成立するので、励まされたり喧嘩をしたりして、家族が増えたようなインパクトがあるかも。一人暮らしに慣れたおひとりさまでも、「相棒」としてのロボットと暮らす日は遠くなさそうです。