VOL.18で紹介しましたが、イギリスの調査に、「月に1度も友人や家族と会話しない高齢者(65万人)の人口は20万人にのぼった。週に1度では36万人になる」との結果があります。

「高齢者(65万人)」の人数は、上記の調査対象者数と思われますが、月に1度も話をしない人が20万人いて約3割となっています。日本の高齢者は、75歳以上で1,747万人(2017年9月現在)なので、仮にこの割合を適用すると、日本では500万人を超える高齢者が、ひと月、誰とも話をしない程の「孤独」にあるかもしれません。

 

「孤独」は自分の意思があれば、状況を変えることは可能です。例えば、趣味の活動をする(イベントやグループに参加)、会っていない友人を誘って会う、ご近所づきあいをする、等々。SNSを使えば、ネット上になりますが、情報交換はいくらでもできそうです。そのため、「孤独」な人とは「孤独から抜け出る意思を強く持たない」人ではないか、と勝手に推察しています。嫌々な孤独でなく、「好きで孤独をしている」のかも(笑)。

 

メンタル面は主観もあり一概に言えないですが、現実的に「一人では無理」な問題は、「入院や手術等の同意書や身元保証」「死後の事務手続きや遺品整理」と思われます。これらは自力では解決できないため、最近増えているのが「身元保証サービス」。入院や施設入所、賃貸住宅の契約時、家族等に代わって対応してくれます。また、死亡時の葬儀や家財の処分を行うサービスもあります。

 

先日のニュースによれば、「身元保証サービス」を提供する事業者は急増しているとか。その費用は年間、数十万円~200万円。需要があるから拡大するのは自然ですが、事業者としての届け出もルールも未整備なので、倒産(解散)してサービスが受けられなくなったうえに、預託金の返還がなかったケースも実際に出ています。信頼できる業界に早くなるといいですね。

 

選ぶ側の注意点として、「自分が必要とするサービスと合っているか」「料金は自分にとって適正か」が専門家から指摘されていました。65歳以上であれば、行政が整備して各地域にある「地域包括支援センター」が相談にのってくれるそうです。65歳以下の場合は、消費生活センターでも相談可能とのことです(ニュースによれば)。