私も、シルバー人材センターには、植木の剪定や草取りを依頼しています。

シルバーさんたちは、明るい表情で、せっせとお仕事をしてくださいます。

頭が下がります。

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5年くらい前になるでしょうか。

逗子で暮らしていた頃、反貧困ネットワークの湯浅誠さんのお話を聞く機会がありました。

 

そのときのテーマは、若者の貧困でしたが、少しだけ、シルバー人材センターの話題が出ました。

・シルバー人材センターの会員(シルバーさん)には、労働関係の法律が適用されないため、最低賃金を満たしていない

・生活のために、お金を必要としている人に対して、優先的に仕事が回るような仕組みにはなっておらず、セーフティーネットとしては機能していない

ということをおっしゃっていました。

 

シルバー人材センターの会員(シルバーさん)は、センターとの間に「雇用関係」がないため、労働災害保険も適用されないようです。

(作業中の怪我について、健康保険が適用されず、センターからの補償もなかったため、全額自費負担となった事案をきっかけとして、2012年10月から、就労中の損害についても健康保険やシルバー保険が適用されるようになりました。しかし、すべてを補償しているわけではないそうです)

 

2016年、シルバー人材センターにおいては、月あたりの就労日数や就労時間が緩和される方向にあります。

「高齢者の生きがい」として、「経験と能力を活かし、社会に貢献する」ことを目的とし、運営されている、シルバー人材センター。

しかし、年を取ってからも、単なる余暇や自由時間の活用ではなく、生計を立てるためにお金を必要とする高齢者が、働く場を求めて登録するケースもあることでしょう。

定年退職、仕事の第一線からのリタイア等を迎え、高齢者は、ある意味で、みんながフリーランス状態とも言えます。

将来的に、受け取ることのできる年金額は少ないものとなっていきそうです。

人口に対する高齢者の割合が高くなり、長寿化が進むと仮定すると、お金を稼ぐ活動から、離れることのできない方たちも増えることでしょう。

 

働き続けたい高齢者のためのセーフティーネットとしても、シルバー人材センターが、これから機能・発動していくことを期待したいものです。