二つ目の調査は、主観的な幸福度調査です。68か国対象調査でアメリカの民間調査機関が行っています。

純粋幸福度(幸福を感じている人の比率-不幸を感じている人の比率)の数値で順位づけしたもので、前述の調査①と同じ2016年3月に発表されました。
第1位はコロンビア。コロンビアは前述の調査①で、なんと「31位」です。この違いは何でしょう。同じ幸福度でも、主観と客観でこんなに調査結果が違うのですね。

続いて、②フィジー、③サウジアラビア、③アゼルバイジャン(サウジアラビアと同順位)⑤ベトナム、⑥パナマ、⑦アルゼンチン、⑧メキシコ、⑨エクアドル、⑩アイスランド、⑩中国(アイスランドと同順位)。日本は28位でした。

両方の調査で上位10位に入ったのは、アイスランドだけです。同じ幸福度でも調べ方や指標によって結果が全く異なるということは、幸福の定義や基準も一つではないことを裏付けています。前述の調査の6つの指標は、いわゆる先進国用で、そこでの価値判断に過ぎないように思えます。

コロンビアについて日本にいて知る限りでは、麻薬による犯罪や誘拐、殺人などが多く治安が悪いイメージです。しかし最近は、政府が治安改善に力を入れて犯罪は減少しているそうです。また、コロンビアでは、サルサなどラテン系の音楽が好まれているようで、日常生活における陽気さが幸福感を高めることと関係しているのかもしれません。

何をもって幸せと感じるかは人それぞれ。望むものが多くて基準が高ければ、幸せを感じにくくする面がありそうです。今あるもので十分と思って肯定的でいることが、幸福感を高めるのかも?